JTOWERは通信インフラシェアリングを展開

株式市場 銘柄

 JTOWER<4485>(東マ)は通信インフラシェアリングを展開している。20年3月期営業赤字予想である。株価は高値圏から反落したが、IPOから1ヶ月程度で落ち着きどころを探る段階だろう。

■通信インフラシェアリングを展開

 19年12月東証マザーズに新規上場した。携帯キャリア各社の携帯基地局関連インフラ(装置、アンテナ、工事、構築物、電源、ファイバーなど)設備投資を一本化して、各社へシェアリングする通信インフラシェアリング事業(IBS事業)を展開している。19年9月末時点の国内導入物件数は215件である。また関連するソリューション事業、新規事業として屋外の鉄塔などの携帯インフラのシェアリングを行うタワー事業も展開している。

■20年3月期営業赤字予想

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比77.0%増の24億39百万円、EBITDAが3.0倍の5億円、営業利益が1億65百万円の赤字(19年3月期は1億69百万円の赤字)、経常利益が2億58百万円の赤字(同1億66百万円の赤字)、純利益が2億89百万円の赤字(同2億14百万円の赤字)としている。

 物件数の増加で利用料収入が大幅伸長するが、減価償却費や人件費の増加など先行投資負担で営業赤字予想としている。21年3月期の黒字化を期待したい。

■株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階

 株価は高値圏から反落したが、IPOから1ヶ月程度で落ち着きどころを探る段階だろう。1月30日の終値は3585円、時価総額は約732億円である。

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