エイジアは3Qとしての最高益など好感され急伸

■LINE配信システムの新バージョンをリリース

エイジア<2352>(東1)は2月3日、急伸商状となり、10時にかけて11%高の1492円(149円高)まで上げて1月につけた昨年来の高値1517円に迫っている。

 自社開発によるマーケティングプラットフォーム「WEBCAS(ウェブキャス)」の開発・販売などを行い、1月31日の取引終了後に第3四半期(3Q)連結決算(2019年4~12月累計)を発表。売上高は前年同期比11.3%増の13.69億円となり、第3四半期として10期連続増収。また、営業利益は同29.2%増の3.22億円となり、第3四半期として過去最高を更新したことなどが注目されている。

 主軸のアプリケーション事業が好調で、この事業の売上高は同12.3%増加した。メール配信システム「WEBCAS e-mail」が拡大したほか、クラウドサービス(ASP・SaaS)が前期比17.0%増加した。

 この期は、LINE<3938>(東1)配信システムの新バージョンをリリースし、LINEの料金プランが変更となることにより、LINE公式アカウントを保有する企業はこれまでの一斉配信がコスト的に大きく負担増となるため、パーソナライズ配信の需要が高まることを見越し、パーソナライズLINEメッセージ配信システム「WEBCAS taLk」の機能追加開発を推進した。

 3月通期の連結業績予想は、従来の見通しを継続し、売上高は19.50億円(前期比14.5%の増加)、営業利益は4.46億円(同20.0%の増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は3.0億円(同2.3倍)。1株利益は75円79銭。営業利益などは連続最高を更新し、純利益は2期ぶりに最高を更新することになる。(HC)

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