新光電気工業は営業利益7倍の大幅増加決算に注目再燃し2010年以降の最高値に迫る

銘柄 上がる 上昇 高い ストップ高

■大幅な生産能力拡充が本格寄与し高性能半導体の需要拡大に対応

 新光電気工業<6967>(東1)は4月28日、急反発となり、9時30分にかけて13%高に迫る3630円(405円高)まで上げ、4月初旬につけた2010年以降の最高値3740円に迫っている。前期の連結売上高は26.8%増加。売上高、利益とも他社を買収したような大幅な伸びとなり、注目が再燃した。

 27日の15時に2021年3月期決算を発表し、連結営業利益は前期比7.2倍の233.28億円と大幅に拡大。今期・22年3月期の予想を334億円(今3月期から「収益認識に関する会計基準」等を適用するため増減比未記載)とするなど、各利益とも大幅続伸の見通しとした。

 主力のフリップチップタイプパッケージの受注がパソコン向けおよびデータセンター用のサーバー向けなどで大幅に増加。高性能半導体の需要拡大に対応すべく、2018年度より大型設備投資を実施し、昨年10月から新ラインが量産を開始し、生産能力が拡充された。半導体製造装置用のセラミック静電チャックも好調な市場環境を背景に需要が大幅に拡大した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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