ウインテストが後場急伸、第三者割当による資金調達など注目される

■「継続前提への事象」は脱却との現状も併せて発表

ウインテスト<6721>(東2)は2月4日の後場寄り後に32%高の266円(64円高)をつけ、急伸となっている。前引けの11時30分に台湾企業を割当先とする第三者割当による新株式の発行を発表し、材料視されている。

 蔚華科技有限公司(本社:台湾新竹市)に330万4100株(発行済み株式数の10%)を1株につき220円で割り当てる。これによる調達資金の額は7億2690万2000円。払込期間は2020年2月20日から同年6月30日。

 発表リリースでは、同社の現状について、「依然として『継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況』が存在しております。しかしながら、2019年7月31日に公表した第三者割当増資、受注分の出荷による売上利益等に代表される財務戦略の結果、向こう3年分の運転資金は十分に確保していることから、『継続企業の前提に関する重要な不確実性』は認められないとの当社判断に対し監査法人から適正であるとの意見が出ています」などとした。(HC)

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