【株式市場】日経平均は大引けにかけて下げ大幅続落だが何とか1万7000円をキープ

株式

◆日経平均は1万7002円04銭(429円01銭安)、TOPIXは1236.34ポイント(25.36ポイント安)、出来高概算(東証1部)は23億4569万株

 3月16日(月)後場の東京株式市場は、日銀が正午から開催と伝えられた緊急の金融政策会合が注目され、日経平均は22円高で始まり、14時過ぎにかけて170円安まで軟化した。日銀のETF(上場投信)買い入れ拡大などが伝えられると一時一時354円76銭高(1万7785円76銭)まで急反騰の場面があったが、その後急速に値を消して下げ幅を拡大し、大引けは大幅反落。何とか1万7000円をキープする相場となった。

 後場は、ACCESS<4813>(東1)が今期の業績急回復の予想などを材料に大引けまで再三ストップ高で売買され、正午過ぎに自社株買いを発表したフルスピード<2159>(東2)ULSグループ<3798>(JQS)が急伸一段高。アスカネット<2438>(東マ)は中堅証券による投資判断などが言われてストップ高急反発。

16日新規上場となったミクリード<7687>(東マ)は9時15分に公開価格890円に対し818円で初値がつき、高値は前場の882円、後場は売買交錯を続け、終値は675円となった。

 東証1部の出来高概算は23億4569万株(前引けは10億8429万株)、売買代金は3兆3191億円(同1兆4775億円)。1部上場2166銘柄のうち、値上がり銘柄数は1019(同1713)銘柄、値下がり銘柄数は1098(同419)銘柄。

 また、東証33業種別指数は6業種(前引けは23業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、証券・商品先物、水産・農林、陸運、銀行、石油・石炭、だった。(HC)

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