【株式市場】日経平均は88円高、一時1万8000円に乗るが米利上げ後に円高進み伸び悩む

◆日経平均は2万7804円21銭(88円46銭高)、TOPIXは1946.82ポイント(1.07ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億8787万株

 7月28日(木)前場の東京株式市場は、NY株の大幅反発を受けて電気精密株や鉄鋼、機械、大手商社株などが高く始まったが、為替は米利上げ発表後の会見で今後の利上げピッチに緩和の観測が広がったとされ円高。自動車株は朝寄り直後を除き総じて軟調で、東京エレク<8035>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)などは次第に値を消した。東京電力HD<9501>(東証プライム)は6日ぶりに高い。日経平均は朝寄り直後の299円93銭高(2万8015円68銭)を高値に値を消し、午前10時半前に63円76銭安(2万7651円99銭)まで値を消す場面を見せたが、前引けは再び堅調になった。

 自動車株が安い中で三菱自動車工業<7211>(東証プライム)は独歩高となり、第1四半期決算と業績予想の引き上げなど好感。エムスリー<2413>(東証プライム)も第1四半期決算と証券会社による投資判断の引き上げなど好感されて活況高。fonfun<2323>(東証スタンダード)は依然LINE活用サービスでの提携が好感され連日ストップ高。ピアズ<7066>(東証グロース)はメタバース事業での提携が好感され一時ストップ高。

 新規上場のHOUSEI<5035>(東証グロース)は午前10時22分に580円(公開価格400円の45%高)で初値をつけ、584円まで上げて前引けは519円。unerry<5034>(東証グロース)は買い気配のまま初値がつかず、2193円(公開価格1290円の70%高)で買い気配。

 東証プライム市場の出来高概算は5億8787万株、売買代金は1兆4167億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は705銘柄、値下がり銘柄数は1027銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種が値上がりし、電力ガス、鉱業、サービス、石油石炭、海運、精密機器、ゴム製品、小売り、化学、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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