【株式市場】日経平均は朝方434円高のあと値を消し安いがTOPIXやJPX日経400などは堅調

株式

◆日経平均は1万6602円26銭(124円29銭安)、TOPIXは1289.46ポイント(18.62ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億9080万株

 3月19日(木)前場の東京株式市場は、NTTドコモ<9437>(東1)が在宅勤務拡大による通信量拡大観測などを受けて最近の下げを完全に奪回し、円安進行を受けてトヨタ自動車<7203>(東1)なども高く推移した。日経平均は取引開始直後に434円42銭高(1万7160円97銭)まで上昇。しかし、金融機関の決算対策売りなどが言われて次第に値を消し、寄与度の大きいソフトバンクG<9984>(東1)の10%安などもあり、前引けは124円29銭安(1万6602円26銭)となった。一方、TOPIXは堅調だった。

日医工<4541>(東1)が一時2日連続ストップ高となり、引き続き、膵炎治療薬が新型コロナウイルスに効果を示す可能性を東大の研究チームが発表したことを材料視。三越伊勢丹HD<3099>(東1)は4日続伸など百貨店株は経済対策期待などで続伸。栄研化学<4549>(東1)は新型コロナウイルスを15分で検査するキットが注目され活況高。駐車場などのトラストHD<3286>(東マ)は公示地価の上昇が言われて高い。アミファ<7800>(JQS)は低価格雑貨志向に期待とされて高い。

 19日新規上場のゼネテック<4492>(JQS)は公開価格1700円のところ、9時6分に1620円で初値がつき、高値は1690円、前引けは1502円。

 東証1部の出来高概算は12億9080万株、売買代金は2兆259億円。1部上場2166銘柄のうち、値上がり銘柄数は1086銘柄、値下がり銘柄数は1035銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種が値上がりし、陸運、空運、パルプ・紙、医薬品、電力・ガス、保険、小売り、証券・商品先物、精密機器、などが高い。(HC)

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