マルマエの2月の半導体の受注残高は好調で昨年の6月以来8カ月ぶりに5億円台を回復

◇全体の受注残高は8億03百万円と過去1年間で最高となる

マルマエ<6264>(東1)は19日引け後、2月の月次受注残高を発表した。半導体分野は好調で昨年の6月以来8カ月ぶりに5億11百万円と5億円台を回復した。FPD分野も昨年8月以来5カ月連続で減少していた受注が2億83百万円と対前年同月比3.9%増と増加に転じた。その他分野も08百万円と過去1年間で最高の受注残高となった。その結果、全体の受注残高は8億03百万円と過去1年間で最高となった。

 対前年同月比では、半導体分野11.6%増、FPD分野79.9%増、その他分野90.6%増と全分野で2ケタ増であった。

 このように受注残高が伸びたこともあり、同日、12時には、第2四半期業績予想の上方修正を発表し、当初の減益予想から一転、2ケタ増益予想となった。

 今後の見通しについては、半導体分野では、ロジック向けの投資が続くなか、メモリ向けの需要も拡大傾向が継続している。なお、新型コロナウィルスの影響により一部の設備投資に先送りの動きがあるが、大勢には影響なく足元では設備投資の拡大傾向が続いている。加えて、新規顧客からの受注も増加が始まっている。FPD分野では、顧客在庫調整の影響で、第3四半期に一時的な出荷の停滞を見込んでいるが、第4四半期には回復する見通し。その他分野は、引き続き、各種生産能力を活用した受注活動を行うとしている。

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