ケーヨーは営業・経常益の大幅黒字転換など注目され2月の水準まで回復

■今2月期も売場面積拡大や商品入替などで営業益3倍を想定

ケーヨー<8168>(東1)は4月13日、2日続伸基調となり、取引開始後に530円(10円高)をつけて2月25日の水準まで回復を強めている。

 前週末取引日の午後、2020年2月期決算を発表し、営業利益が前期の15億円の赤字から5.24億円の黒字へと急回復した上、今期・21年2月期の予想を3.2倍の17億円としたことなどが注目されている。

 千葉市に本店を置くホームセンターで、DCM棚割導入改装による売場面積の拡大などを推進中。20年2月期は、商品入替による荒利益率の改善や店舗オペレーション見直し等によるコスト削減などで、経常利益も黒字に転換した。純利益は3.6倍の12.4億円と急回復に転じた。今期も、引き続きDCM棚割導入改装を30店舗実施するなどで利益改善を見込む。新型コロナウイルスの影響は不透明なため、現時点で業績予想に織り込んでいないとしたが、純利益は0.8%増の12.5億円、1株利益は19.19億円を見込む。(HC)

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