ワコムがストップ高、前期大幅増益となり学校教育のIT化なども期待要因に

■デジタルペン技術関連製品がスマートフォン向け中心に拡大

ワコム<6727>(東1)は5月11日、一段高となり、9時30分過ぎにストップ高の457円(80円高)で売買され、そのまま買い気配に貼りついている。

 8日の取引終了後に発表した2020年3月期の連結営業利益が前期比34%増加して55.67億円となるなど、全体に市場予想を大幅に上回ったとの見方が出ている。ペンタブレット製品は前期実績をやや下回ったが、デジタルペン技術関連製品がスマートフォン向けを中心に牽引したもよう。今期・21年3月期の連結営業利益は56億円から65億円(前期比0.6%増から16.8%増)。

 新型コロナウイルスの流行を機に、学校教育のIT化やオンライン教育設備の導入促進の必要性が浮き彫りになっており、今期に限らず、中期的にペンタブレットやデジタルペン技術に対する需要拡大が期待されている。(HC)

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