生化学工業は20年3月期連結業績予想を上方修正し、20年3月期連結決算を発表

■国内医薬品が減少した一方、海外医薬品は好調

 生化学工業<4548>(東1)は、19日引け後、20年3月期連結業績予想を上方修正し、20年3月期連結決算を発表した。

 上方修正の要因は、売上高については、国内医薬品が減少した一方、海外医薬品の好調な推移により、前回予想を上回る見込み。利益については、研究開発費の支出の遅れに加え、経費削減の効果などにより販売費及び一般管理費が減少した。

 その結果、20年3月期連結業績予想の売上高は前回予想を42百万円上回る286億42百万円(増減率0.1%増)、営業利益は6億10百万円上回る19億60百万円(同45.2%増)、経常利益は2億31百万円上回る39億81百万円(同6.2%増)、純利益は1億60百万円上回る△108億39百万円となる見込み。

 その結果、同日発表された20年3月期連結業績は、対前年同期比、売上高0.9%増、営業利益100.6%増、経常利益39.2%増、純利益△108億39百万円(前年同期22億44百万円)となった。

 最終利益が大幅な赤字となった要因は、特別損失として減損損失135億24百万円を計上した影響による。

 今期の見通しとしては、新型コロナウイルス感染症による事業及び業績への影響を現時点において合理的に算定することが困難なことから未定とした。

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