gooddaysホールディングスは反発の動き

株式市場 銘柄

 gooddaysホールディングス<4437>(東マ)は、SEサービスビジネスやリノベーションビジネスなどを展開している。21年3月期は新型コロナウイルスによる営業活動への影響を考慮して減益予想としている。当面は新型コロナウイルスによる経済収縮の影響が懸念材料として意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は下値を切り上げて反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■ITセグメントと暮らしTechセグメントを展開

 子会社オープンリソースのITセグメント(SEサービス、請負、物販)と、子会社ハプティックおよびグッドルームの暮らしTechセグメント(リノベーション、不動産仲介・オペレーション、メディア)を展開している。

■21年3月期は新型コロナウイルス影響で減益予想

 20年3月期連結業績は、売上高が19年3月期比15.3%増の57億58百万円、営業利益が23.0%増の3億81百万円、経常利益が27.4%増の3億83百万円、純利益が28.7%増の2億55百万円だった。

 ITセグメントは9.9%増収で2.1倍増益だった。SEサービスビジネス、請負ビジネス、物販ビジネスとも順調だった。暮らしTechセグメントは24.3%増収だが、利益は赤字化した。オペレーションビジネスとメディアビジネスは伸長したが、不動産仲介ビジネスが伸び悩み、リノベーションビジネスにおいて新型コロナウイルス影響で工事遅延が発生した。

 21年3月期の連結業績予想は、売上高が20年3月期比1.3%増の58億31百万円、営業利益が31.7%減の2億60百万円、経常利益が32.9%減の2億57百万円、純利益が34.3%減の1億67百万円としている。新型コロナウイルスによる営業活動への影響を考慮した。

 当面は新型コロナウイルスによる経済収縮の影響が懸念材料として意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価(20年1月1日付で株式2分割)は4月の安値圏から下値を切り上げて反発の動きを強めている。出直りを期待したい。5月19日の終値は870円、時価総額は約29億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る