アートスパークは1000円前後固める展開、今12月期81%増益で見直しの兆し

株式市場 銘柄

チャート10 アートスパークホールディングス<3663>(東2)の今期(15年12月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比13.7%増の43億49百万円、営業利益が同81.5%増の1億81百万円、経常利益が同58.1%増の1億48百万円、純利益が同2.1倍の1億25百万円の大幅増収増益としている。配当については無配継続としている。14日の株価は20円安の994円と反落しているが、引き続き1000円前後を固める展開である。

 今期の主要施策として、グループ共通コアエンジン開発と製品化への展開、コンテンツソリューション事業における「CLIP STUDIO」技術ノウハウを生かした法人向けグラフィクス関連分野の強化、クリエイターサポート事業における「CLIP STUDIO」シリーズの拡販、国内市場の直販率拡大および海外マーケット立ち上げ、UI/UX事業における市場拡大戦略を掲げている。製品開発の効率化や原価管理の徹底も寄与して収益改善基調だろう。

 同社は電子書籍ビューア「BS Reader」やグラフィクスソリューションなどのコンテンツソリューション事業、マンガ・イラスト制作ソフト「CLIP STUDIO」などグラフィクスコンテンツ制作支援ツールのクリエイターサポート事業、3Dグラフィックス描画エンジンなどのUI/UX事業を展開している。自動車の自動走行関連というテーマ性を備えている。

 年所帯高値は1350円(2月23日)、同安値621円(1月5日)、13日終値は1014円。

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