【株式市場】日経平均は反発しTOPIXは小幅安だが材料株人気は旺盛

株式

◆日経平均は2万3124円95銭(33円92銭高)、TOPIXは1624.71ポイント(3.72ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億5774万株

 6月10日(水)後場の東京株式市場は、日経平均がほぼ前日比変わらずの水準で始まったが、ここバイオ医薬関連事業への取り組みが目立つ日産化学<4021>(東1)がジリ高傾向を続けるなど、材料含みの株の値動きが強い。日経平均は14時頃から強含み、大引けも小高く前日比で反発した。TOPIXは小幅安で2日続落。

 後場は、マルマエ<6264>(東1)が11時半に発表した業績予想の増額修正を材料に急伸スタートとなり、アライドテレシスHD<6835>(東2)は6月30日の借入満期日などを踏まえてシンジケートローン契約のコミットメント期間延長の発表などが注目されてストップ高。DNAチップ研究所<2397>(東2)は聖マリアンナ医科大学と肺がん細胞診検体を対象とした遺伝子パネル解析の共同研究開始などが注目されてストップ高。ジーンテクノS<4584>(東マ)は8日付で「IRよくある質問」を更新し黒字化メドなどに自信とされてストップ高。コックス<9876>(JQS)は夏日の中で「ひやっと冷たい『ひやマスク』」が注目されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は12億5774万株(前引けは5億8328万株)、売買代金は2兆2934億円(同1兆377億円)。1部上場2169銘柄のうち、値上がり銘柄数は943(前引けは960)銘柄、値下がり銘柄数は1142(同1099)銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位は、サービス、化学、精密機器、医薬品、非鉄金属、電気機器、その他製品、が高かった。(HC)

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