グリムスは上値試す、効力発生日20年9月1日付で株式2分割

株式市場 銘柄

 グリムス<3150>(東2)は、省エネを提案するエネルギーコストソリューションカンパニーである。21年3月期増収増益予想である。収益拡大を期待したい。なお効力発生日20年9月1日付で1株を2株に分割する。株価は6月の上場来高値から一旦反落したが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■エネルギーコストソリューションカンパニー

 省エネを提案するエネルギーコストソリューションカンパニーである。法人向けに電力料金などエネルギーコストの削減提案やLED照明の販売を行うエネルギーコストソリューション事業、住宅用太陽光発電システムの販売や再生エネルギー開発を行うスマートハウスプロジェクト事業、および小売電気事業を展開している。

■21年3月期増収増益予想

 21年3月期連結業績予想(期初の5月11日時点では第1四半期予想のみ公表、6月1日に通期予想を公表)は、売上高が20年3月期比8.8%増の168億53百万円、営業利益が9.2%増の23億円、経常利益が6.9%増の23億18百万円、純利益が4.2%増の15億46百万円としている。

 スマートハウスプロジェクト事業は新型コロナウイルスの影響による催事販売減少で6.4%減収だが、エネルギーコストソリューション事業が受注好調で4.7%増収、小売電気事業が契約増加で19.8%増収の見込みとしている。収益拡大を期待したい。

■株価は上値試す

 株価(20年6月24日付で東証JASDAQから東証2部に市場変更)は、急伸した6月の上場来高値から一旦反落したが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。7月15日の終値は2970円、時価総額は約346億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る