アセンテックは高値更新の展開、効力発生日20年8月1日付で株式2分割

株式市場 銘柄

 アセンテック<3565>(東1)は、セキュリティソリューションとして仮想デスクトップビジネスを展開している。21年1月期増収増益予想である。テレワーク化の流れも追い風であり、収益拡大を期待したい。なお効力発生日20年8月1日付で1株を2株に分割する。株価は上場来高値更新の展開だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■仮想デスクトップビジネスを展開

 セキュリティソリューションとして、仮想デスクトップビジネスを中心に、仮想インフラおよびストレージビジネス、プロフェッショナルサービスビジネス、クラウドサービスビジネスを展開している。

■21年1月期増収増益予想

 21年1月期の業績(非連結)予想は、売上高が20年1月期比4.5%増の62億円で、営業利益が10.7%増の5億05百万円、経常利益が11.9%増の5億05百万円、純利益が7.5%増の3億50百万円としている。新型コロナウイルスの影響は、企業のテレワーク化の流れで仮想デスクトップ投資につながると見込んでいる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比12.9%減の17億04百万円、営業利益が22.1%増の1億74百万円だった。クラウドインフラ事業領域における物販ビジネスの減少などで減収だが、自社製品の販売伸長や継続収入ビジネスの拡大などで増益だった。

 第1四半期の進捗率は売上高27.5%、営業利益34.5%と順調だった。テレワーク化の流れも追い風であり、通期も収益拡大を期待したい。

■株価は上値試す

 株価(19年9月20日付で東証マザーズから東証1部に市場変更)は上場来高値更新の展開だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。7月15日の終値は3950円、時価総額は約267億円である。

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