エクスモーションは組み込みソフトウェアの品質改善に特化

株式市場 銘柄

 エクスモーション<4394>(東マ)は、組み込みソフトウェア開発の品質改善に特化したコンサルティングファームである。20年11月期は成長に向けた先行投資や減益予想としている。第2四半期累計は新型コロナウイルスの影響で減収減益だった。下期の挽回を期待したい。株価は上値を切り下げて軟調だが、通期下振れ懸念の織り込み完了して反発を期待したい。

■組み込みソフトウェア開発の課題を解決するコンサルティングファーム

 設計技術参謀として、組み込みソフトウェア開発の品質改善に特化したコンサルティングファームである。自動車関連分野を中心として農機、建機、産業機械、鉄道などの分野にも展開している。

■20年11月期減益予想

 20年11月期の業績(非連結)予想は、売上高が19年11月期比6.0%増の10億35百万円、営業利益が18.9%減の1億52百万円、経常利益が19.0%減の1億53百万円、純利益が30.9%減の96百万円としている。需要が高水準に推移して増収だが、成長に向けた先行投資で減益予想としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比9.0%減の4億25百万円、営業利益が56.8%減の41百万円だった。新型コロナウイルスの影響で、プロジェクト中断やコンサルティング要員の自宅待機などが発生したため減収減益だった。

 通期下振れに注意必要だが、6月以降は停止していたプロジェクトも再開して徐々に回復傾向としている。下期の挽回を期待したい。

■株価は下振れ懸念の織り込み完了

 株価は上値を切り下げて軟調だが概ね底値圏だろう。通期下振れ懸念の織り込み完了して反発を期待したい。7月31日の終値は1171円、時価総額は約33億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る