宮越ホールディングスが一時ストップ高、中国深センWICでシンジケートローン協議開始

■中国銀行など主幹事で大型融資枠を協議、主要行が参画へ

 宮越ホールディングス<6620>(東証プライム)は3月24日9時、中国・深センで進める「ワールド・イノベーション・センター(WIC)」プロジェクトについて、子会社の深セン皇冠電子有限公司を通じ、中国の主要金融機関とシンジケートローン組成に向けた正式協議を開始すると発表した。大手不動産コンサルティング会社によるフィージビリティスタディでは、賃料下振れや建設コスト上振れのストレス条件下でも事業成立性が確認され、銀行団への基礎資料として共有されている。完成後の不動産評価額は約3382億円と見込まれる。

 同件融資は中国銀行を単独または交通銀行との共同主幹事行とし、興業銀行や平安銀行などが参加する方向で調整が進む。総投資額は約1100億円(約50億元)で、融資枠はその大半をカバーする見通しだ。深セン市における国際的な研究開発・産業創出拠点の形成を目指す大型開発であり、銀行団からは通常枠を超える支援提案も寄せられている。同社は協議を通じ最適な資金調達スキームを構築する方針で、2026年3月期業績への影響はないとしている。

■安値圏から資金流入、短期需給の改善も追い風

 株価は急騰し、前日終値550円から600円で始まり、一時ストップ高の650円まで上伸した。年初来安値547円水準からの反発局面で、値幅制限上限まで買い進まれた形である。出来高も19万株超と増加し、短期資金の流入が顕著となった。信用倍率1.90倍と需給も極端な偏りはなく、売り残増加を背景に踏み上げ的な動きも意識される。業績面ではEPSが赤字予想であり、上昇は材料・需給主導の色彩が強い。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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