新日本製薬は上値試す、２０年９月期増収増益予想
- 2020/9/9 08:25
- 株式投資ニュース
新日本製薬＜４９３１＞（東マ）は、シンプルスキンケアブランド「パーフェクトワン」化粧品の通販（ＥＣ含む）を主力としている。２０年９月期増収増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は急伸した８月の上場来高値から利益確定売りで一旦反落したが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
■シンプルスキンケアブランド「パーフェクトワン」化粧品の通販が主力
シンプルスキンケアブランド「パーフェクトワン」化粧品を主力とするファブレスメーカーである。オールインワン美容液ジェルシリーズはオールインワンスキンケア市場における国内売上ＮＯ．１商品で、２０年８月には累計販売実績が６０００万個を突破した。なお２０年秋にはＳｍａｒｔ Ｈｅａｌｔｈ Ｃａｒｅ事業を立ち上げ予定としている。
１９年９月期の売上構成比は、商品別では化粧品が９１％、ヘルスケア商品（健康食品・医薬品）が９％、販売チャンネル別では通信販売（ＥＣ含む）が９２％、直営店舗（１２店舗）販売・卸売販売が６％、海外が２％だった。
■２０年９月期増収増益予想
２０年９月期業績（非連結）予想は売上高が１９年９月期比４．３％増の３５０億円、営業利益が１０．０％増の３１億５０百万円、経常利益が１０．７％増の３１億３０百万円、純利益が１０．２％増の２０億１０百万円としている。配当予想は１０円５０銭増配の２８円（期末一括）で、株主優待制度も拡充する。
第３四半期累計は売上高が前年同期比０．８％増の２５５億７３百万円、営業利益が１．６％減の２５億５２百万円だった。直営店舗販売・卸売販売が新型コロナウイルスによる臨時休業の影響を受け、上期にマーケティング投資を強化したため営業微減益だが、主力の通販が伸長した。
通期予想に対する進捗率は売上高７３．１％、営業利益８１．０％と順調である。通販が主力のため新型コロナウイルスの影響は全体として限定的としている。通期ベースで収益拡大を期待したい。
■株価は上値試す
株価は急伸した８月の上場来高値から利益確定売りで一旦反落したが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。９月８日の終値は２３８８円、時価総額は約５１６億円である。
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