ショーケース・ティービーはアンチフィッシング新製品など材料に出直り強める

株式市場 銘柄

■立会い外分売を行い東証1、2部への移籍にも注目集まる

 Webサイト最適化技術などのショーケース・ティービー<3909>(東マ・売買単位100株)は6日の後場9%高の1248円(108円高)まで上げて出直りを強め、出来高も14時30分にかけて12月に入っての一日平均を上回っている。5日付で、フィッシングサイトの検知やユーザー保護などを目的としたクラウド新製品「Anti-Phishing(アンチフィッシング)」の販売開始を発表し、注目を集めた。11月30日から12月6日まで立会い外分売を実施。東証1部または2部への移籍(市場変更)要件を満たす目的としたため、材料含みとなっている。

 発表によると、国内のフィッシング詐欺などの不正活動をモニタリングする団体、フィッシング対策協議会の調べでは、昨年だけで1万1408件のフィッシング詐欺事件が発生しており、インターネットバンキングを狙った不正送金による被害総額は30億円を超えている現状があるという。

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