【株式市場】新内閣の政策関連株など高いが円高で日経平均は波状的に下げる

株式

◆日経平均は2万3301円46銭(174円07銭安)、TOPIXは1636.02ポイント(8.33ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億5786万株

 9月17日(木)前場の東京株式市場は、米FOMC声明を受けて円高が再燃し、日経平均は59円安で始まった後140円安まで軟化した。海運株は機関投資家のバリュー買いとされて高く、地銀は菅新内閣の政策関連で高いが、今期大幅赤字予想のJR東日本<9020>(東1)は時間とともに下げ幅拡大。日経平均は一時持ち直したが重く、174円07銭安(2万3301円46銭)をつけて安値引けとなった。

 四半期決算と通期業績予想の増額を発表したアスクル<2678>(東1)が急伸し、ワタベウェディング<4696>(東1)は筆頭株主の千趣会<8165>(東1)にJR東日本が12%強出資することが思惑を呼び一時ストップ高。あすか製薬<4514>(東1)は菅新首相の不妊治療に保険適用の発言を材料に再騰し高値更新。鈴与シンワート<9360>(東2)はデジタル印鑑で、ソフトマックス<3671>(東マ)はデジタル庁が追い風とされ急伸。イノベーション<3970>(東マ)アスコット<3264>(JQS)は業績予想の増額などが好感されストップ高。

 東証1部の出来高概算は5億5786万株、売買代金は1兆260億円。1部上場2175銘柄のうち、値上がり銘柄数は750銘柄、値下がり銘柄数は1296銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種が値上がりし、海運、倉庫/運輸、銀行、繊維製品、その他金融、が高い。

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