【株式市場】主力株が強くマイナンバー関連株なども高く日経平均は11日続伸

◆日経平均の終値は2万563円15銭(11円69銭高)、TOPIXは1673.65ポイント(0.89ポイント高)、出来高概算(東証1部)は32億9190万株

チャート11 29日後場の東京株式市場は、夜9時から11時頃にかけて米国の1~3月GDP改定値やシカゴ購買部協会景気指数などが判明するため手控える様子があったが、昨日の午後に下げた上海株式が反発したことなどから、日経平均は14時30分頃に84円95銭高(2万636円41銭)まで上げて本日の高値に進んだ。取引時間中の高値は高新しなかったが11日続伸となり、1982年2月の13日続伸以来の連騰となった。日経JASDAQ平均、東証マザーズ指数も高い。

後場は、みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)が高値を更新したまま売買交錯となって東証1部の売買代金トップとなるなど、引き続き大手銀行株が活況高。NTT(日本電信電話)<9432>(東1)や鉄鋼株も高い。また、不適切会計問題を抱える東芝<6502>(東1)や大幅減資観測などのシャープ<6753>(東1)、エアバッグ問題のタカタ<7312>(東1)も各々堅調。ITbook(3742)エムケイシステム<3910>(JQS)はマイナンバー制度の範囲拡大報道などが好感されて急伸。

東証1部の出来高概算は32億9190万株(前引けは15億8340万株)、売買代金は3兆6663億円(同1兆5231億円)。1部上場1885銘柄のうち、値上がり銘柄数は970(同1048)銘柄、値下がり銘柄数は774(同680)銘柄。

また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は19業種(前引けは23業種)となり、値上がり率上位の業種は、非鉄金属、鉄鋼、鉱業、空運、情報・通信、水産・農林、その他製品、金属製品、ゴム製品、機械、などとなった。

 

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る