gooddaysホールディングスは反発の動き、21年3月期大幅減益予想の織り込み完了

株式市場 銘柄

 gooddaysホールディングス<4437>(東マ)は、SEサービスビジネスやリノベーションビジネスなどを展開している。21年3月期は新型コロナウイルスの影響で大幅減益予想としているが、期後半からの需要回復を期待したい。株価は8月の直近安値圏から反発の動きを強めている。大幅減益予想の織り込みが完了したようだ。出直りを期待したい。

■ITセグメントと暮らしTechセグメントを展開

 子会社オープンリソースのITセグメント(SEサービス、請負、物販)と、子会社ハプティックおよびグッドルームの暮らしTechセグメント(リノベーション、不動産仲介・オペレーション、メディア)を展開している。

 20年4月にはオープンリソースが、リビングスタイルが保有するインテリア業界向け3Dシミュレーター、ARアプリ、およびインテリア総合メディアを含む全事業を譲り受けた。

■21年3月期は新型コロナウイルスの影響で大幅減益予想

 21年3月期の連結業績予想は、売上高が20年3月期比1.3%増の58億31百万円、営業利益が31.7%減の2億60百万円、経常利益が32.9%減の2億57百万円、純利益が34.3%減の1億67百万円としている。第2四半期までは新型コロナウイルスによる営業活動自粛の影響を受けると想定(第2四半期累計は赤字予想)し、通期ベースでも大幅減益予想としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比13.4%減の11億87百万円、営業利益が80百万円の赤字(前年同期は57百万円の黒字)だった。新型コロナウイルスの影響で減収・赤字だった。ITは16.6%減収、暮らしTechは8.7%減収だった。

 当面は新型コロナウイルスによる経済収縮の影響が意識されるが、期後半の需要回復を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価(20年1月1日付で株式2分割)は8月の直近安値圏から反発の動きを強めている。大幅減益予想の織り込みが完了したようだ。出直りを期待したい。9月17日の終値は1040円、時価総額は約34億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  2. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…
  3. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  4. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  5. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  6. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る