【株式市場】半導体、鉄鋼など強く日経平均は一時239円安から148円高まで上げ大引けは小幅高だが3日続伸

株式

◆日経平均は2万8164円34銭(25円31銭高)、TOPIXは1857.94ポイント(3.00ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億3547万株

 1月12日(火)の東京株式市場は、大阪、名古屋などに緊急事態宣言が拡大することなどで日経平均は取引開始直後に239円58銭安(2万7899円45銭)まで下押した。が、1ドル104円台への円安に加え、日本製鉄<5401>(東1)や信越化学<4063>(東1)などが前後場とも高く、日経平均は急速に切り返して10時過ぎに148円34銭高(2万8287円37銭)までアげた。後場は何度か小安くなったが底堅く、大引けは小幅だが1990年8月以来の高値水準で続伸となった。

 原油高を映して石油株が高く、中外製薬<4519>(東1)は新型コロナ重症者に同社のリウマチ薬アクテムラが効果との英国調査チームの報告報道を受けて活況高。Jトラスト<8508>(東1)は東南アジアでの訴訟判決を受け債権回収を開始との発表が好感されて活況高。ウェッジHD<2388>(JQS)はこの発表により懸念出尽し感とされて急伸。フルッタフルッタ<2586>(東マ)は主製品素材の南米原産果実に新型コロナ起因の炎症を抑制する効果とのカナダの報告に2日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は13億3547万株(前引けは7億835万株)、売買代金は2兆8947億円(同1兆5269億円)。1部上場2186銘柄のうち、値上がり銘柄数は1076(前引けは887)銘柄、値下がり銘柄数は1088(同1210)銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種が値上がりし、値上がり率上位は、電力/ガス、石油/石炭、空運、医薬品、鉱業、精密機器、水産/農林、その他金融、その他製品、銀行、などとなった(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る