【株式市場】昼頃から円安進み日経平均は後場一時533円高となり大幅に4日続伸、2月25日以来の水準を回復

株式

◆日経平均は2万9717円83銭(506円19銭高)、TOPIXは1951.06ポイント(26.14ポイント高)、出来高概算(東証1部)はSQ売買が加わり15億8290万株

 3月12日(金)後場の東京株式市場は、対ユーロでの円相場が130円台に入る円安となり、対ドルでも軟化、信越化学<4063>(東1)ファナック<6954>(東1)などが一段高。日本郵船<9101>(東1)なども一段ジリ高。日経平均は次第に上げ幅を広げ、14時過ぎに532円68銭高(2万9744円32銭)まで上げたあとも値を保ち、大幅高で4日続伸となった。

 後場は、日本郵政<6178>(東1)楽天<4755>(東1)が資本提携と伝えられて13時過ぎから急伸商状。三菱地所<8802>(東1)は不動産株が総じて軟調な中で独歩高。オーケーエム<6229>(東2)は業績の上振れ推移など再評価とされ出直り拡大。シャノン<3976>(東マ)は12時45分の四半期決算発表を受けて急伸しストップ高。オーネックス<5987>(JQS)は風力発電機器関連事業など注目とされて出直り継続。

 東証1部の出来高概算はSQ算出に伴う売買が加わり15億8290万株(前引けは8億7787万株)、売買代金は3兆6236億円(同2兆411億円)。1部上場2195銘柄のうち、値上がり銘柄数は1243(前引けは925)銘柄、値下がり銘柄数は844(同1149)銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種(前引けは20業種)が値上がりし、値上がり率上位は、金属製品、電気機器、海運、機械、鉄鋼、情報/通信、サービス、鉱業、石油/石炭、精密機器、化学、卸売り、などだった。(HC)

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