【株式市場】日経平均は前場一時3万円台を回復し後場は目前で一進一退だが6日続伸

株式

◆日経平均は2万9921円09銭(154円12銭高)、TOPIXは1981.50ポイント(12.77ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億1937万株

 3月16日(火)後場の東京株式市場は、三井不<8801>(東1)やJR東海<9022>(東1)などが一段高で始まり、ワクチン接種の普及後を展望する買いが継続した。ただ、先駆してきた鉄鋼株は軟調で、海運株は強もみ合い。日経平均は前場3万円の大台を一時回復したが、後場は大台目前で一進一退を続け、大引けは6日続伸だが大台回復は持ち越した。

 後場は、アドバンスクリエイト<8798>(東1)が業績予想の増額と株式分割の発表を受けて急伸し、わかもと薬<4512>(東1)は医療機器分野への進出など好感され13時前から大引けまでストップ高に貼りついて推移。アルメタックス<5928>(東2)はプレハブ屋デザイン窓などの需要が在宅勤務で追い風とされ再び急伸。ベルトラ<7048>(東マ)は「GoTo」再開をも展望する相場とされ出直り拡大。鳥羽洋行<7472>(JQS)は創業115周年の記念配当が注目され高い。

 2銘柄が新規上場となり、ウイングアーク1st<4432>(東1)は9時45分に公開価格1590円を25.8%上回る2000円で初値をつけ、高値は前場の2046円、大引けは1980円。同じくヒューマンクリエイションHD<7361>(東マ)は10時59分に公開価格2120円を65.3%上回る3505円で初値をつけ、高値は前場の3530円、大引けは2821円。

 東証1部の出来高概算は14億1937万株(前引けは7億2766万株)、売買代金は2兆9091億円(同1兆3757億円)。1部上場2196銘柄のうち、値上がり銘柄数は1529(前引けは1196)銘柄、値下がり銘柄数は592(同889)銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、空運、その他製品、不動産、情報/通信、小売り、陸運、電気機器、サービス、建設、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る