【株式市場】好業績株などが強く日経平均は10日続伸し1996年以来の高値を連日更新

株式

◆日経平均の終値は2万1255円56銭(100円38銭高)、TOPIXは1719.18ポイント(10.56ポイント高)、出来高概算(東証1部)はは18億125万株

チャート11 16日後場の東京株式市場は、自動車株や電機・精密株などの前場上げた銘柄が高値もみ合いに転じた一方、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)などの大手銀行株などが一段ジリ高傾向となった。日経平均は前場の高値2万1347円07銭(191円89銭高)を抜けなかったが上げ幅100円前後で値を保ち10日続伸。1996年以来の高値を連日更新した。半面、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は安い。

 後場は、ディフェンシブ色の強い花王<4452>(東1)などが一段と強含んだ一方、円安効果の強い銘柄は一服気味となり、正午前に四半期決算を発表したツガミ<6101>(東1)が急伸し、13日に四半期決算を発表して業績予想を増額した日本伸銅<5753>(東2)はストップ高を継続。ウオンテッドリー<3991>(東マ)は前期決算発表で開示した今期の大幅増益予想や株式2分割が好感されてストップ高。

 株高傾向を受けて第一生命ホールディングス<8750>(東1)野村ホールディングス<8604>(東1)などが上げ、大手銀行株なども強い。串カツ田中<3547>(東マ)は第3四半期決算と株式分割などが好感されて一時ストップ高。重松製作所<7980>(JQS)は火山灰対策銘柄とされて活況高。神戸製鋼所<5406>(東1)は久々に反発。

 東証1部の出来高概算は18億125万株(前引けは9億3112万株)、売買代金は2兆6482億円(同1兆2905億円)。1部上場2030銘柄のうち、値上がり銘柄数は1204(同1444)銘柄、値下がり銘柄数は741(同503)銘柄。

 また、東証33業種別指数は、鉄鋼、保険、証券・商品先物、銀行、石油・石炭、鉱業、陸運、電力・ガス、水産・農林、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る