【株式市場】日経平均は2日続落だが材料株物色は活発でマザーズ指数は4日続伸

株式

◆日経平均は2万1596円81銭(129円47銭安)、TOPIXは1615.25ポイント(3.98ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で10億1677万株

チャート14

 3月6日(水)後場の東京株式市場は、「北朝鮮の北西部にあるミサイル発射場で、施設を建て直す動きが確認された」(NHKニュースWEB3月6日昼12時06分より)などとの報道を受けて様子見姿勢が強まり、日経平均は13時30分にかけて前場の安値を下回り175円83銭安(2万1550円45銭)まで下押した。ただ、前場急伸した防衛関連株の上値は重く、大きな心配はない様子。資生堂<4911>(東1)などは堅調で、日経平均は次第に持ち直した。大引けは129円安で2日続落となった。東証2部指数、日経JASDAQ平均も安いが、東証マザーズ指数は小高くなり4日続伸。

 後場は、建築確認検査などのERIホールディングス<6083>(東1)が大引けにかけて上げ幅を広げ、国交相がレオパレス21<8848>(東1)に施工不良アパートの改修を急ぐよう求めたとの報道などを材料に活況高。アジャイルメディア・ネットワーク<6573>(東マ)はアンバサダー(商品やブランドなどをネットで推薦紹介する人やサイト)活用ビジネスに関する新発表が相次ぎ大引けにかけてストップ高。文教堂グループHD<9978>(JQS)は今年のノーベル文学賞が2018年分、2019年分の2年分の受賞者を一度に発表と伝えられ急伸しストップ高。

 東証1部の出来高概算は少な目で10億1677万株(前引けは4億4841万株)、売買代金は1兆9688億円(同8318億円)。1部上場2133銘柄のうち、値上がり銘柄数は737(同850)銘柄、値下がり銘柄数は1291(同1168)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は8業種(前引けは12業種)となり、値上がり率上位の業種は、海運、その他製品、サービス、電力・ガス、保険、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る