【株式市場】円安の勢い鈍るが日経平均は後場も堅調で3月18日以来の3万円台回復

株式

◆日経平均は3万89円25銭(235円25銭高)、TOPIXは1988.54ポイント(11.92ポイント高)、出来高概算(東証1部)は9億7236万株

 4月5日(月)後場の東京株式市場は、味の素<2802>(東1)やキユーピー<2809>(東1)が一段と強含み、海運株、鉄鋼株の一角も一段ジリ高。ただ、円安の勢いが前場に比べて鈍化したためけ、日経平均は250円高前後(3万100円前後)で膠着したまま大引けまで小動きを続け3日続伸となった。終値での3万円台は3月18日以来。

 後場は、伊藤忠商事<8001>(東1)などの大手商社株が一段高となり、米投資家バフェット氏が「円」調達の姿勢をみせ商社株などを買い増す意向かとの憶測が言われ、証券株も野村HD<8604>(東1)などが一段と強い値動き。川口化学<4361>(東2)は大引け間際に急動意となり引けあとに業績予想の増額修正を発表。オンデック<7360>(東マ)は第1四半期決算発表への期待が強まるとされ次第高。クラスターテクノロジー<4240>(JQG)はナノ/マイクロ関連事業が好調との見方で一段高。

 5日新規上場のオキサイド<6521>(東マ))は買い気配を上げ、14時56分公開価格、2800円)の2.3倍の6540円で初値をつけた。直後に6750円まで上げ、大引けは6740円。

 東証1部の出来高概算は9億7236万株(前引けは5億415万株)、売買代金は2兆954億円(同1兆327億円)。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は1494(前引けは1482)銘柄、値下がり銘柄数は624(同623)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種前引けも30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、証券/商品先物、銀行、卸売り、空運、などとなった。(HC)

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