【株式市場】ワクチン接種進展に強弱感あり日経平均は後場一段と軟調で安値引け

株式

◆日経平均は2万9538円73銭(229円33銭安)、TOPIXは1954.59ポイント(4.88ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で9億5429万株

 4月12日(月)後場の東京株式市場は、午前の国会で新型コロナワクチンの国民全体への接種完了時期を政府側が明言できなかったと伝えられたことなどが言われ、個別物色の色彩が強まり、日経平均は次第安となった。大引けにかけて下げ幅を広げ、本日の安値で終了した。

 後場は、このところ上げてきた日本郵船<9101>(東1)が一段と反落幅を広げ、産業ロボット株の一角も安い。一方、今期大幅増益に転換する予想のイオン<8267>(東1)は徐々に持ち直し、ソニー<6758>(東1)も回復基調。くろがね工作所<7997>(東2)は在宅勤務用品が好調とされて一段高。ファンデリー<3137>(東マ)は今期黒字化予想などへの注目再燃とされて一段と強含み、エッチ・ケー・エス<7219>(JQS)は四半期決算が好感され大引けまで買い気配を続けストップ高。

 東証1部の出来高概算は少な目で9億5429万株(前引けは4億9894万株)、売買代金は2兆635億円(同1兆488億円)。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は1292(前引けは1114)銘柄、値下がり銘柄数は811(同953)銘柄。

 また、東証33業種別指数は14業種(前引けも14業種)が値上がりし、値上がり率上位は、倉庫/運輸、電力/ガス、鉄鋼、繊維製品、不動産、証券/商品先物、建設、卸売り、銀行、などとなった。(HC)

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