【株式市場】GW中の経済損失など意識され日経平均は反落するが後場は底堅い

株式

◆日経平均は2万9020円63銭(167円54銭安)、TOPIXは1914.98ポイント(7.52ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で9億5501万株

 4月23日(金)後場の東京株式市場は、東京都、大阪府などで実施される「緊急事態宣言」のゴールデンウイーク(GW)中の経済損失などが意識され、日経平均は取引開始から大引け間際まで200円安前後のまま一進一退となった。ただ、JR各社や日本航空<9201>(東1)などの空運株、三越伊勢丹HD<3099>(東1)などの百貨店株は堅調。大引けの日経平均は大幅反落だが持ち直し気味になった。

 後場は、味の素<2802>(東1)が家庭での食事拡大への期待などで一段ジリ高となり3日続伸。ブリヂストン<5108>(東1)は今期の業績回復期待などでジリ高。省電舎HD<1711>(東2)は政府の温暖化ガス削減目標の引き上げなどが材料視され一段高。データホライゾン<3628>(東マ)は今6月期の業績に期待再燃とされ一段高。ケイティケイ<3035>(JQS)はリサイクルトナー好調とされSDGs銘柄として注目され一段堅調。

 東証1部の出来高概算は少な目で9億5501万株(前引けは4億7873万株)、売買代金は2兆44億円(同9795億円)。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は708(前引けは889)銘柄、値下がり銘柄数は1376(同1172)銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種(前引けは9業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、陸運、ゴム製品、不動産、電力/ガス、その他金融、食料品、パルプ/紙、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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