ミロク情報サービスは好業績見直しで7日続伸、中期4ケタ目指す展開も

株式市場 銘柄

チャート1 ミロク情報サービス<9928>(東1)は14円高の775円と7営業日続伸、年初来高値を更新、強い展開となっている。とくに、5月12日に15年3月期決算と自社株買いを発表して以降、強い展開となっている。

 会計事務所が抱えている課題を解決することで中堅・中小企業支援にもつながるトータルソリューションが強みで、システム導入契約売上とサービス収入が収益の柱である。全国約8400の会計事務所ユーザーおよび約1万7000社の中堅・中小企業ユーザーを有し、サービス収入などのストック型収益構造を特徴としている。13年10月には、連結会計システム開発のプライマルと資本・業務提携して、連結会計や連結納税までグループ経営支援ソリューションの提供を強化している。

 2014年5月に発表した第3次中期経営計画(15年3月期~17年3月期)では、目標値として2017年3月期売上高260億円、経常利益40億円、純利益24億50百万円、売上高経常利益率15%、ROE15%を掲げている。

 新規事業では、登録会員数約130万人の中小・ベンチャー企業支援ビジネス情報サイト「bizocean(ビズオーシャン)」のクラウド拡充とネットビジネスへの展開、マルチデバイス対応お金管理アプリ「マネトラ」による消費者間取引(CtoC)市場への参入、経済団体・FC企業への会計クラウドサービスの提供などを推進している。

 2016年3月期は売上高が前期比5.4%増の236億円、営業利益が同18.8%増の30億円、経常利益が同16.0%増の30億円、純利益が同3.0%増の18億10百万円、配当予想が前期と同額の年間15円(期末一括)としている。

 PER(会社予想の連結EPS57円42銭で算出)は13倍台、配当利回りは1.9%近辺。

 上場来高値は1999年の2825円、中期では4ケタを目指す展開とみられる。

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