【株式市場】前場の日経平均は170円高、石油・海運など一服したが半導体株など高い、TOPIXは軟調

◆日経平均は3万1917円48銭(170円95銭高)、TOPIXは2311.24ポイント(0.95ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億1693万株

 10月11日(水)前場の東京株式市場は、中東情勢を受けて昨10日に活況高だった石油・資源、海運株が一服模様に転じた一方、NY株の3日続伸、米金利低下など好感されて自動車、半導体関連株、精密機器株などが上げ、レーザーテック<6920>(東証プライム)は10月から日経225採用になったこともあり8か月ぶりに2万5000円台を回復。10月統合新発足のリケンNPR<6209>(東証プライム)も上高い。山崎製パン<2212>(東証プライム)など食品株の一角も続伸基調。日経平均は終始堅調で、100円高で始まった後午前10時にかけて202円96銭高(3万1949円49銭)まで上げ、前引けも170円高となった。一方、TOPIXは小安い。

 スクロール<8005>(東証プライム)が大きく出直って高値を更新し物流サポート会社の買収など材料視。ビジョナリーホールディングス<9263>(東証スタンダード)は都市ファンドによる買収で2日連続大幅高。メドレックス<4586>(東証グロース)とデ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576>(東証グロース)は共同開発する新製剤候補の米国での再申請に期待強まり急伸しメドレックスはストップ高。リニューアブル・ジャパン<9522>(東証グロース)はソーラー発電量などの月次データが好感され急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は6億1693万株、売買代金は1兆6124億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は502銘柄、値下がり銘柄数は1264銘柄。

 東証33業種別指数は10業種が値上がりし、輸送用機器、精密機器、空運、ゴム製品、電力ガス、パルプ紙、電気機器、非鉄金属、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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