【株式市場】日経平均は324円高、後場一段と強含み今年1月以来の水準に進む

◆日経平均は2万8871円78銭(324円80銭高)、TOPIXは1984.96ポイント(11.78ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億9460万株

 8月15日(月)後場の東京株式市場は、米国のインフレ懸念後退を受けてヘッジファンドなどが株式への資金を復活させているとされ、ソニーG<6758>(東証プライム)やTDK<6762>(東証プライム)が取引開始後に一段と強含み、ファナック<6954>(東証プライム)は13時にかけて一段ジリ高となった。半面、前場堅調だった鉄鋼株は軟調に転じ、自動車株も重い。日経平均は321円高で始まり、ほどなく350円09銭高(2万8897円07銭)まで上げ、大引けまで上げ幅300円台で推移し2日続伸。終値での2万8800円台は今年1月5日以来となった。

 後場は、ジャムコ<7408>(東証プライム)が米ボーイングの受注回復報道や海外生産増強などを受け一段高。リブセンス<6054>(東証プライム)は第2四半期の黒字転換など好感され朝から大引けまで買い気配のままストップ高。ギフティ<4449>(東証プライム)も第2四半期の大幅増益など好感され前場ストップ高で値が付いた後は大引けまで買い気配のままストップ高。Jトラスト<8508>(東証スタンダード)はストップ高で売買されながらっ推移。コーアツ工業<1743>(東証スタンダード)は第2四半期の大幅増益など好感され前場ストップ高で値が付いた後は大引けまで買い気配のままストップ高。ディー・ディー・エス<3782>(東証グロース)は一段と上げてストップ高となり、第1四半期の大幅増益と業績予想の増額など好感。

 東証プライム市場の出来高概算は9億9460万株(前引けは5億3303万株)、売買代金は2兆5602億円(同1兆4188億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は841(前引けは819)銘柄、値下がり銘柄数は912(同939)銘柄。

 また、東証33業種別指数は20業種(前引けも20業種)が値上がりし、値上がり率上位は、医薬品、ゴム製品、精密機器、空運、化学、小売り、情報通信、機械、繊維製品、ガラス土石、パルプ紙、金属製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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