16日新規上場の全研本社は公開価格の16%高まで上げて好調に推移

株式市場 IPO 鐘

■初値は公開価格1350円を12%上回る1506円

 6月16日新規上場となった全研本社<7371>(東マ)は買い気配で始まり、、取引開始から約20分後の午前9時19分に公開価格1350円を12%上回る1506円で初値がついた。前場は同16%高の1568円まで上げ、後場は1455円で始まったあと1488円まで上げて売買されている。

 創業は1975年5月。同年、語学教育事業を柱にスタート。インターネット元年にはいち早くIT事業に本格進出し、制作・デザイン・プログラミング・マーケティングを一貫して行うことができる体制を完備。さらに近年は、AI技術を用いたシステム開発やサービス提供にも力を注いでいる。これらのIT・AIソリューションを、人材採用事業、語学教育事業など、全研グループが手掛けるすべての事業に掛け合わせることで、高品質・高精度なサービスの提供を実現している。

 業績見通し(2021年6月期・連結、会社発表)は、売上高が61.41億円(前期比5.4%増)、営業利益が12.56億円(同66.4%増)、経常利益は12.85億円(同70.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8.66億円(同129.7%増)を見込んでいる。

 今期の配当額は未定だが、前期は1株2円を実施した。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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