ツインバード工業が急反発、厚労省から新型コロナワクチン用ディープフリーザーを新たに受注、業績予想を大幅に増額修正

■総額300百万円、第2四半期の予想営業利益を78%増額

 ツインバード工業<6897>(東2)は7月9日、急反発で始まり、取引開始後は11%高に迫る1188円(114円高)まで上げている。8日の取引終了後、第1四半期決算と新型コロナワクチン用ディープフリーザー(冷凍庫)の厚生労働省からの受注、これによる業績予想の増額修正を発表し、注目再燃となった。

  昨年半ばから今年1月の2395円を上値に半年近く「鳴かず飛ばず」の相場が続いているが、再びディープフリーザー相場が再燃するか注目されている。

 厚生労働省から新型コロナワクチン用ディープフリーザー(品番SC-DF25WL)を新たに受注したことなどにともない、第2四半期の連結業績予想(21年3~8月、累計)を増額修正し、売上高は従来予想を2.4%上回る73.7億円の見込み(前年同期比40.7%増)とし、営業利益は同じく77.5%上回る7.1億円の見込み(前年同期は0.97億円の赤字)とした。また、未定だった通期の予想数値も開示した。

 厚生労働省から新たに受注した新型コロナワクチン用ディープフリーザー(品番SC-DF25WL)は総額300百万円(本体価格)、納期は21年7月(予定)。モデルナ製COVID-19mRNAワクチンの主な接種先である医療機関や職域接種会場などへの輸送・保管用に使用される予定とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る