【銘柄診断】ブランディングテクノロジーは下値固め完了、22年3月期黒字転換予想

銘柄診断

 ブランディングテクノロジー<7067>(東マ)はブランド事業やデジタルマーケティング事業を展開している。22年3月期は新型コロナ影響が和らいで増収・黒字転換予想としている。DXの流れも背景として収益改善を期待したい。株価は安値圏でやや軟調だが下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。

■ブランド事業やデジタルマーケティング事業を展開

 「ブランドを軸に中小・地方企業様のデジタルシフトを担う」をミッションに掲げて、オウンドメディア制作・運用やコンテンツ制作などのブランド事業、ネット広告などのデジタルマーケティング事業、Webサイト制作・運用などのオフショア関連事業を展開している。

 営業強化に向けてパートナー戦略を推進している。20年10月にはガゼルキャピタルと業務提携、20年11月にはヘッドウォータースと業務提携、21年3月にはオークファンと業務提携、21年4月には新大陸社と業務提携、リビン・テクノロジーズ<4445>と業務提携、21年5月にはイードアと業務提携した。

■22年3月期は増収・黒字転換予想

 22年3月期連結業績予想は売上高が21年3月期比13.1%増の50億円、営業利益が50百万円の黒字(21年3月期は1億14百万円の赤字)、経常利益が46百万円の黒字(同1億16百万円の赤字)、親会社株主帰属当期純利益が31百万円の黒字(同42百万円の赤字)としている。

 売上は21年3月期後半から回復基調であり、22年3月期は新型コロナ影響(営業活動制約による新規顧客の獲得減少、既存顧客の広告出稿停止など)が和らいで増収・黒字転換予想としている。業界特化のノウハウをベースとしてアライアンス強化や新サービス開発を推進する方針だ。

 7月20日には、撮影した空間をWeb上に3Dで表現するMatterport(提供マターポート社)を活用し、バーチャルでの店舗や内覧・展示会を再現するマターポート撮影パッケージをリリースしている。DXの流れも背景として収益改善を期待したい。

■株価は下値固め完了

 株価は安値圏でやや軟調だが下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。7月21日の終値は1193円、時価総額は約19億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る