元旦ビューティ工業が再び急伸、新型コロナ仮設病棟の増設など連想

■7月下旬に大きく上げ今回は新たな買い材料が加わったとの見方

  元旦ビューティ工業<5935>(JQS)は5月8日、再び上値を追う展開になり、取引開始後は10%高の6980円(660円高)まで上げて7月27日につけた高値7410円に向けて急伸商状となっている。金属屋根の施工などを行い、新型コロナ感染者の入院・療養を巡る政府方針を受けて仮設病棟の増設などを連想した買いが膨れてきたとの見方が出ている。

 株価は7月下旬に急伸し、4300円前後から7410円まで7割高となった。このときは、急伸を開始する前日の7月19日付で、「屋根施工と同時に上から断熱・吸音・遮音性を満たす直天井をつくるPASTEM-Zを製品化し、正式に販売開始」と発表しており、これが買い材料になったとされる。直近の再騰については、「同じ買い材料の蒸し返しの場合、前回の高値を抜くのは難かしいとみるべきだが、新たな買い材料が加わったとすれば一段高があり得る」(市場関係者)との見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る