三井不など不動産大手が高い、アジア系ファンドが日本の不動産に1兆円投資とされ期待高まる

■三井不は20日グループ系列ホテル間の即日バゲージ輸送を開始

 三井不動産<8801>(東証プライム)は1月20日、一段と出直って始まり、取引開始後は1301.5円(29.5円高)まで上げ、値上がり率は2%台だが約2か月ぶりに1300円台を回復している。「日本の不動産に1兆円投資、アジア系ファンドのPAG」(日本経済新聞1月19日付朝刊)と伝えられたほか、20日からグループ系列ホテル間での即日バゲージ輸送サービス(宿泊ゲストの荷物を当日中に輸送するサービス)を開始と2024年12月に発表しており、こちらも買い材料視されているようだ。三菱地所<8802>(東証プライム)、住友不動産<8830>(東証プライム)も高い。

 アジア系ファンドPAGは、「22年にはハウステンボスを約1000億円で買収した」(同)実績があり、「今後3年程度で、日本の不動産に約70億ドル(約1兆900億円)を投じる」(同)という。「大型の商業不動産のほかに、数十億円規模の集合住宅やオフィスなどにも投資する方針を示した」(同)と伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  2. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  3. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  4. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  5. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  6. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る