【チャートでみる株価】オリエンタルコンサルタンツHDはGC示現で上昇トレンド転換をアピールし昨年1月高値を目指す

■連続最高業績を見直し割安修正余地

 オリエンタルコンサルタンツホールディングス(オリエンタルコンサルタンツHD)<2498>(JQS)は、25日移動平均線を意識した三角保ち合いには煮詰まり感も強めており、今年8月13日に今2021年9月期第3四半期(2020年10月~2021年6月期、3Q)決算の開示と同時に発表した今9月期通期予想業績の上方修正で、純利益が連続して過去最高を更新することを見直し割安修正買いが再び盛り上がる展開も想定される。テクニカル的にも、25日移動平均線が下から75日移動平均線を上に抜くゴールデン・クロス(GC)を示現しており、上昇トレンドは不変として買い手掛かりとなりそうだ。

■上方修正の今期営業利益は中期計画の目標を4年前倒しで達成

 同社の今9月期通期予想業績は、売り上げを期初予想より50億円、営業利益を2億5000万円、経常利益を5億4000万円、純利益を3億9000万円それぞれ引き上げ、売り上げ685億円(前期比8.9%増)、営業利益30億円(同10.8%増)、経常利益32億円(同26.1%増)、純利益20億5000万円(同33.5%増)と連続増収増益率を伸ばし、純利益は、前期の過去最高(15億3500万円)を大幅に更新する。3Qの受注高が、海外では新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う外出禁止や渡航禁止、前期に寄与した大型案件の反動で207億1300万円(前年同期比57.0%減)となったものの、国内が、2020年12月に閣議決定された「国土強靭化5か年加速化対策」などを背景に防災・減災関連のハード・ソフト対策業務、道路・河川・港湾などの維持管理業務が好調に推移し366億3400万円(同16.6%増)となったことが要因となった。

 この上方修正された今期の営業利益30億円は、同社が、2025年9月期を最終年度として現在推進中の中期経営計画の目標業績30億円を4年も前倒しで達成したことになり、同社は、今年11月中旬に新中期経営計画の策定を発表する予定としており、来期2022年9月期業績への期待も高まることになる。

■GC示現で上昇トレンド転換をアピールし昨年1月高値を目指す

 株価は、年初来安値2100円から今年2月の自己株式取得発表で2737円まで水準訂正し、第2四半期の2ケタ増益着地で2700円台を固め、台風10号などによる自然災害の頻発に今期業績の上方修正がオンして年初来高値2929円まで上値を伸ばし、この間、25日線が75日線を上抜くGCを示現して上昇トレンド転換を強くアピールした。足元では25日線で下値を確認する三角保ち合いを続けているが、PERは8倍台、PBRは1.21倍とジャスダック市場平均を下回り割安である。年初来高値2929円奪回で弾みをつけ昨2020年1月高値3605円を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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