【株式市場】日経平均は7月14日以来の2万8500円台を回復、後場堅調で4日続伸

取引所 銘柄

◆日経平均は2万8543円51銭(92円49銭高)、TOPIXは1983.57ポイント(2.78ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億5806万株

 9月2日(木)後場の東京株式市場は、朝方を除いて軟調だったファナック<6954>(東1)が再び上げてジリ高基調となり、キッコーマン<2801>(東1)は大手証券の目標株価引き上げなどで一段ジリ高となった。日経平均は前引け値(24円99銭高の2万8476円01銭)を上回る水準で一進一退を続け、その高値圏で大引けとなり4日続伸。終値では7月14日以来の2万8500円台となった。

 後場は、デサント<8114>(東1)が五輪効果などを買い材料に一段と強含んで高値に迫り、グローバルウェイ<3936>(東2)は5日連続ストップ高となり、信用規制解除、特別利益の発表が連日材料視されて遂に大幅調整前の高値を更新。東映アニメ<4816>(JQS)は上げ潮の中で再び人気化し2日ぶりに高値を更新。

 2日新規上場となったモビルス<4370>(東マ)は午前10時23分に公開価格1280円を43%上回る1830円で初値をつけ、高値は前場の2062円。後場は売買交錯となり大引けは1780円。

 同じく2日新規上場のメディア総研<9242>(東マ・福Q)は、午前9時13分に公開価格2900円を7%上回る3105円で初値をつけ、後場一段高の3635円まで上げ、大引けは3320円。

 東証1部の出来高概算は10億5806万株(前引けは5億4845万株)、売買代金は2兆6396億円(同1兆3537億円)。1部上場2189銘柄のうち、値上がり銘柄数は896(前引けは696)銘柄、値下がり銘柄数は1197(同1362)銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種(前引けは10業種)が上げ、値上がり率上位の業種別指数は、金属製品、その他製品、保険、精密機器、化学、機械、電気機器、情報通信、食料品、ガラス土石、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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