KNT-CTホールディングスが戻り高値、コロナ対策分科会・尾身会長の提言など好感される

■ワクチン接種が進んだ段階で旅行など段階的に緩和と伝えられる

 KNT-CTホールディングス<9726>(東1)は9月6日、出直りを強め、4%高の1399円(63円高)まで上げる場面をみせて2ヵ月ぶりに戻り高値を更新している。「近畿日本ツーリスト」などの持株会社で、政府の新型コロナ対策分科会・尾身茂会長がワクチン接種の進んだ段階で旅行、大規模イベントなどを含む日常生活における行動制限の緩和に関する提言をまとめたと伝えられ、期待が強まった。エアトリ<6191>(東1)、ユーラシア旅行社<9376>(JQS)なども高い。

 今年6月に年初来の高値1579円をつけており、このときは新型コロナ感染者数や重症者数の減少傾向、決算発表で示した今期の業績回復予想などが買い材料になったと見られている。直近も、東京都の日々の新規感染者数が減少に転じた可能性があるとみて注目する様子がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る