【株式市場】日経平均は上げ一服だが朝方の222円安を下値に持ち直し3万円台を保持、政策期待株など高い

東京証券取引所

◆日経平均は3万41円33銭(139円88銭安)、TOPIXは2069.58ポイント(10.03ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億2459万株

 9月9日(木)前場の東京株式市場は、日経平均が9日ぶりの反落模様となったが、取引開始直後の222円00銭安(2万9959円21銭)を下値に持ち直した。8日までの8日続伸によって3万円の大台を回復したため、目先的な達成感はあるようだが、引き続き東京エレク<8035>(東1)などの半導体関連株が総じて高く、次期政権への期待も強く、再生エネのレノバ<9519>(東1)が続伸し、電力株も原発再稼働期待で軒並み高となった。

 日本郵船<9101>(東1)がコンテナ市況高などを買い材料に一時1万円の大台に乗り、NTT<9432>(東1)は料金値下げ圧力の後退期待などで朝安を切り返して続伸基調。東邦金属<5781>(東2)と助川電気工業<7711>(JQS)は自民党総裁選に立候補した高市氏の核融合推進発言が買い材料とされて急伸。キャリア<6198>(東マ)はワクチン大規模接種会場の増加や運営延長などが材料視され連日ストップ高。

 東証1部の出来高概算は6億2459万株、売買代金は1兆4675億円。1部上場2189銘柄のうち、値上がり銘柄数は687銘柄、値下がり銘柄数は1380銘柄。

 また、東証33業種別指数は6業種が上げ、電力ガス、食料品、海運、パルプ紙、不動産、卸売り、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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