【株式市場】「日経平均、TOPIXとも9日ぶりに反落、電力株や新エネ関連株などは政策期待で活況高

取引所 銘柄

◆日経平均は3万8円19銭(173円02銭安)、TOPIXは2064.93ポイント(14.68ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億6035万株

 9月9日(木)後場の東京株式市場は、日経平均、TOPIXとも9日ぶりに反落した。前場一時1万円の大台に乗った日本郵船<9101>(東1)が反落模様で推移し、昨日1万円台を回復したトヨタ自<7203>(東1)は終日軟調に推移。半導体株や次世代電池関連株などは高かったが、日経平均は前日までの8連騰で10%近く上げて3万円台を回復したこともあり、上げ一服模様となった。

 後場は、東京電力HD<9501>(東1)などの電力株が前場の活況高を継続して高値圏で推移し、自民党の総裁選候補者に原発再稼働を容認する空気があるとされて軒並み急伸。東邦金属<5781>(東2)は候補者が核融合推進の姿勢を示したとされて急伸したまま推移。キャリア<6198>(東マ)はワクチン大規模接種会場の増加や運営延長など材料視され連日ストップ高。八千代工<7298>(JQS)はホンダと米GMの連携など好感され一段高となりストップ高。

 東証1部の出来高概算は12億6035万株(前引けは6億2459万株)、売買代金は3兆761億円(同1兆4675億円)。1部上場2189銘柄のうち、値上がり銘柄数は706(前引けは687)銘柄、値下がり銘柄数は1363(同1380)銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種(前引けは6業種)が上げ、電力ガス、食料品、不動産、水産農林、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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