【株式市場】前場の日経平均は352円高、NY株高など好感、ゴムを除く全業種が高い

◆日経平均は3万3658円32銭(352円47銭高)、TOPIXは2359.73ポイント(20.87ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は今日も少な目で6億4309万株

 12月27日(水)前場の東京株式市場は、NYダウの大幅反発やNASDAQの3日続伸などが好感され、ソニーG<6758>(東証プライム)やキヤノン<7751>(東証プライム)などが値上がりしたほか、半導体関連株が高く、トヨタ<7203>(東証プライム)などの自動車株も総じて上げ、大手商社、海運株もしっかりとなった。東京電力HD<9501>(東証プライム)は原子力規制委が苅羽柏崎原発の運転を解禁と伝えられ午前11時にかけて一時急動意。日経平均は227円高で始まり、午前10時半前後に449円90銭高(3万3755円75銭)まで上げ、前引けも上げ幅300円台。7月につけた終値ベースでのバブル後高値3万3753円33銭の更新を目前にとらえた。

 レーザーテック<6920>(東証プライム)が実質上場来の高値を連日更新し、ソフトバンクG<9984>(東証プライム)は大きく出直り米TモバイルUS株を事前契約に基づき無償で取得することなど好感。gumi<3903>(東証プライム)は引き続きSBI証券による株式取得が材料視され2日連続大幅高。東京ラヂエーター製造<7235>(東証スタンダード)は業績予想の増額修正が好感され一時ストップ高。キャピタル・アセット・プランニング<3965>(東証スタンダード)は生成AIを活用した投資提案アプリを好感する買いが本格化とされ22日の急動意に続き急伸。モバイルファクトリー<3912>(東証プライム)は1月中旬開始のコラボキャンペーン期待などで急出直り。イーディーピー<7794>(東証グロース)は自律反発への期待と2月開始の新事業会社への期待などで出直り拡大。

 新規上場のyutori(ゆとり)<5892>(東証グロース)は取引開始から22分後に2829円(公開価格2520円の12%高)で初値をつけ、その後2949円(同17%高)まで上げたが前引けは2645円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は今日も少な目で6億4309万株、売買代金は1兆7257億円。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は1367銘柄、値下がり銘柄数は244銘柄。

 東証33業種別指数はゴム製品を除く32業種が値上がりし、海運、電力ガス、サービス、情報通信、精密機器、電気機器、機械、鉄鋼、その他製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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