【株式市場】日経平均は朝方の275円高から値を消し一時396円安、中国・恒大集団問題を懸念

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8497円57銭(273円50銭安)、TOPIXは1974.19ポイント(12.12ポイント安)、出来高概算(東証1部)は7億659万株

 10月4日(月)前場の東京株式市場は、百貨店株や鉄道、空運、旅行・行楽関連株などが高いものの、午前10時過ぎ、中国の不動産大手・恒大集団の売買が香港で売買停止と伝えられ、日経平均は取引開始直後の274円99銭高(2万9046円06銭)を高値に急激な下げとなった。午前11時前には一時395円81銭安(2万8375円26銭)まで下押し、前引けも戻しきれなかった。9月下旬まで相場をけん引してきた海運株などが値を保てず、半導体株も安い。

 「GoTo」再開への期待も言われ、ANAホールディングス<9202>(東1)が年初来の高値を更新し、オリエンタルランド<4661>(東1)、旅工房<6548>(東マ)も年初来の高値を更新、Jトラスト<8508>(東2)は海外での勝訴などによる債権回収への期待などで再び上値を指向。山大<7426>(JQS)は輸入木材市況高の恩恵などが言われて再び急伸。

 東証1部の出来高概算は7億659万株、売買代金は1兆7513億円。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は922銘柄、値下がり銘柄数は1175銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種が値上がりし、鉱業、空運、不動産、陸運、パルプ紙、その他金融、繊維製品、倉庫運輸、建設、電力ガス、石油石炭、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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