【株式市場】日経平均が年初来の高値を更新し31年ぶりの高値に進む、行動制限緩和など期待

株式市場 証券取引所

◆日経平均は3万562円42銭(115円05銭高)、TOPIXは2106.24ポイント(8.53ポイント高)、出来高概算(東証1部)は6億6840万株

 9月14日(火)前場の東京株式市場は、新型コロナワクチンの2度接種を終えた人口が5割を超えたことなどを受けて行動制限緩和への期待が高まり、百貨店株などが軒並み上げ、東京海上HD<8766>(東1)は自社株買いで活況高。景気回復期待で鉄鋼、海運も高い。日経平均は一段と上値を追い、午前11時にかけて今年2月につけた1990年以来の高値を更新。その後は目標達成感からか急に値を消したが、前引けも上げ幅100円台を保った。

 シンシア<7782>(東1)が業績予想の増額修正期待などとされて急伸し、加賀電子<8154>(東1)も続伸一段高。住友ベーク<4203>(東1)は証券会社の投資判断などで急伸。さいか屋<8254>(東2)は行動制限緩和期待で活況高。川崎近海汽船<9179>(東2)はバイオマス発電企業との連携も注目され再騰。ビジョナル<4194>(東マ)は7月決算と今期予想など好感され急伸、サクセス・ホルダーズ(旧・ぱど)<4833>(JQS)は新事業や新戦略への期待高揚とされて出直り拡大。

 東証1部の出来高概算は6億6840万株、売買代金は1兆6372億円。1部上場2188銘柄のうち、値上がり銘柄数は966銘柄、値下がり銘柄数は1095銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種が上げ、保険、石油石炭、海運、輸送用機器、証券商品先物、サービス、ガラス土石、その他金融、空運、精密機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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