【株式市場】日経平均は一時826円安となり3万円割る、NY株の大幅安など影響

取引所

◆日経平均は2万9442円14銭(741円82銭安)、TOPIXは2031.74ポイント(50.03ポイント安)、出来高概算(東証1部)は7億4613万株

 9月29日(水)前場の東京株式市場は、NYダウの569ドル安を受けて株価指数の先物が先行安し、日経平均は570円安で開始後も次第安となり、午前11時過ぎには一時825円70銭安(2万9358円26銭)まで下押した。中国の電力不足が北京や上海での計画停電報道などで再認識され、日系企業への影響の懸念もあり、業種別指数も自動車、機械、電気精密、半導体などが大幅安。一方でKNTーCTホールディングス<9726>(東1)などの旅行・観光関連株は活況高となった。日経平均の3万円割れは9月21日以来。

 中で、緊急事態宣言の解除決定を受けて串カツ田中HD<3547>(東1)などが上げ、鉄人化計画<2404>(東2)などのカラオケ株も高い。アジアゲートHD<1783>(JQS)は2ケタ株で今9月期の黒字化など決算への期待強まるとされ一段高。川崎地質<4673>(JQS)も11月決算の上振れ期待など言われて出直り拡大。

 2銘柄が新規上場となり、セーフィー<4375>(東マ)は午前10時10分過ぎに3350円(公開価格2430円の38%高)で初値がつき、3625円まで上げて前引けは3525円。プロジェクトカンパニー<9246>(東マ)は午前10時3分に3500円(公開価格2650円の32%高)で初値をつけ、3755円まで上げて前引けは3500円。

 東証1部の出来高概算は7億4613万株、売買代金は1兆8050億円。1部上場2174銘柄のうち、値上がり銘柄数は213銘柄、値下がり銘柄数は1899銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした指数は2業種のみ(空運、海運)にとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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