【株式市場】日経平均は後場ダレるが反発しTOPIXは朝方に年初来の高値

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【株式市場】日経平均は後場ダレるが反発しTOPIXは朝方に年初来の高値

◆日経平均は2万2048円24銭(28円09銭高)、TOPIXは1623.27ポイント(3.19ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億2707万株

 9月26日(木)後場の東京株式市場は、ファナック<6954>(東1)が徐々に値を消すなど、日米貿易協定によって関税が低下する工作機械株などが今ひとつのため、配当・優待の権利確保の買いを除くと様子見姿勢が強まった。日経平均は68円高で始まった後いつの間にか値を消し、大引間際には一時33円91銭安(2万1986円24銭)まで軟化する場面があった。しかし、大引けは小高くなり反発した。

 TOPIXは朝方に一時年初来の高値を更新した。東証2部指数は安い。

 後場は、KLab<3656>(東1)が新作ゲームの配信開始発表などを材料に一段と強含み、24日に8月決算と今期予想を発表したピックルスコーポレーション<2925>(東1)も一段ジリ高。アサヒ衛陶<5341>(東2)はベトナムでの大口案件が注目されて前場からストップ高を継続。ライトアップ<6580>(東マ)は地銀との提携による中小企業向け経営支援サービスなどへの注目が再燃とされて一段高。朝日ラバー<5162>(JQS)は配当利回り妙味が言われて高い。

 26日に新規上場のHPCシステムズ<6597>(東マ)は9時11分に公開価格1990円を6%下回る1870円で初値をつけ、後場は大引けにかけて2010円まで上げて高値引けとなった。

 東証1部の出来高概算は14億2707万株(前引けは6億2686万株)、売買代金は2兆6582億円(同1兆1529億円)。1部上場2151銘柄のうち、値上がり銘柄数は1357(同1514)銘柄、値下がり銘柄数は718(同528)銘柄。

 また、東証33業種別指数は22業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、パルプ・紙、ガラス・土石、証券・商品先物、海運、輸送用機器、非鉄金属、石油・石炭、その他金融、などだった。(HC)

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