村田製作所など「iPhone」関連株が安い、「iPhone13」半導体不足で減産と伝わる

■「ブロードコムとテキサス・インスツルメンツが部品供給に苦慮」、あおり食う

 村田製作所<6981>(東1)は10月13日の後場、8447円(130円安)で始まり、前場に続き軟調な相場を続けている。「iPhone」向け電子部品の主要供給メーカーの一つで、今朝、「アップルは『iPhone13』生産目標下げ方向、半導体不足で-関係者」(ブルームバーグニュース10月13日・更新8:03)と伝えられたことが下げの一因と見られている。TDK<6762>(東1)や太陽誘電<6976>(東1)も朝の取引開始から安く、日東電工<6988>(東1)は一時小高くなったが総じて軟調に推移している。

 報道によると、同社は10-12月に9000万台の新型モデル生産を見込んでいたが、半導体メーカーのブロードコムとテキサス・インスツルメンツ(TI)が十分な部品供給に苦慮しているため、2021年の生産目標を最大1000万台引き下げる見通し、という。構図としては、この2社の供給不足によってあおりを食らう格好になった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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